授業の前に宿題の様子を聞くと、「やったんですけど、プリントが見つからなくて」と返ってくることがあります。
勉強を始める前に、まずプリントを探している。
家で宿題に取りかかろうとして、カバンの中や机の上、リビングの棚をひっくり返しているうちに時間がたってしまう。
個別指導をしていると、そういう子に出会います。
宿題をやらない理由は、やる気だけではありません
「宿題をやらない」「提出物が出せない」という状態は、外から見るとどうしても怠けているように見えます。
でも、やらない理由は子どもによってかなり違います。
プリントがどこにあるか分からない。
何を出せばいいのか把握できていない。
学校のものと塾のものが混ざっている。
ワークを開いても、前に習ったところが分からなくて手が止まる。
どれも「宿題をやっていない」の一言になりますが、中身は別々です。
だから「もっと勉強しなさい」を繰り返すより、「今どこで止まってる?」と聞くほうが話が進みやすいと感じています。
本人もうまく説明できないことが多いので、一緒に探すくらいの気持ちで大丈夫です。
まずはプリントの置き場所を決める
中学生のプリント整理は、難しくしなくて大丈夫です。
学校の提出物と塾のプリントは、ファイルかクリアケースを分けておく。
新しく配られたプリントは、帰ってきたらその日のうちに決まった場所へ入れる。
授業の前日に、必要なものがそろっているかだけ一緒に見る。
やることはこのくらいです。
科目ごとにインデックスを付けたり、日付順に並べ替えたりすると、たいてい続きません。
整理が苦手な子には負担になるだけです。「ここに入れておけば見つかる」という場所が一つあれば足ります。
プリントを整理したら成績が上がる、という話ではありません。
勉強を始めるまでの小さな引っかかりを、一つ減らすだけです。
プリントを持っていることと、復習できていることは別です
私たちが気にしているのは、むしろこちらです。
プリントがきれいにファイルへ入っていても、中身が頭に残っているとは限りません。
授業のときは解けていた問題が、次の週には解けなくなっていることがあります。珍しいことではないので、責める必要はないと思っています。
Fluoriteでは、授業ごとに単元別の復習プリントを渡しています。
次の授業では、前回の内容を確認するテストをします。
そこで定着が十分でないと分かれば、新しい単元に入る前に、前回の解説からやり直すこともあります。
授業の進み方も、その子の様子を見て調整します。毎週の管理面談では、課題がどこまで進んでいるかを確認しています。
生徒によって、見るところも進め方も同じではありません。
プリントは渡して終わりにせず、その後どうなったかまで見ておきたいと思っています。
次のテストまでに、今週できる小さなこと
日進西中の次の定期テストは、11月16日から始まる予定です。
テスト勉強を、そろそろ始める時期です。今週はまず、プリントの置き場所を一つ決めてみてください。
提出物のことで気になることがあれば、ご家庭だけで抱えなくて大丈夫です。赤池の教室で、お気軽にご相談ください。